友人の紹介でとある会社の面接を受けさせてもらった私よしお。自己紹介も志望動機もバッチリ準備して、臨んだ面接が終わって真っ先に感じたのは、会社でちゃんとやってきた人と自分はまるで違うなぁというものでした。受けさせてもらう会社や業界のことはネットで調べた付け焼き刃の知識だけ。無い中で絞り出した自分の長所はつゆほどの価値もなく、自分の本質を抉るような質問が飛んできてあたふたするだけの悲惨な30分を終えて、もはや凹みもしませんでした。
凹まなくても反省はしなければなりません。今回の面接で反省するところはたくさんありますが、一番なんとかしなければと思ったのは、「用意したこともしっかり話せない」「振られた話に反応できない」という、30代男性としてあまりにも情けない課題でした。
「どうすれば面接でちゃんと話せるだろう」という悩みは、きっと社会人になるとき就活に向き合った人たちなら誰しも乗り越えてきた壁だろうし、勤めてからも会議やプレゼンなど色んな場面を経験してきて、この歳でこんなところで躓くのかと辟易としてしまいますが、とはいえ生きていくのにちゃんと人に話ができるに越したことはありません。ひとまずヒントになりそうな「博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」を読んでみたので、そのことを書いてみたいと思います。
気づき
- 言葉が出てこないのは、脳をサボらせているから
- そもそも面接ってどういうものか理解してない自分
- 「考える」「論理立てる」「アイデアを出す」なんてやったことない
これからどうしていく?
- 脳の筋トレ頑張ろう
- 頭を使って考えてみよう!
- 「うまく伝える」なんて簡単に出来ると思うな
言葉が出てこないのは、脳をサボらせているから
普段生活していて、声に出して何かを説明することなんて普通は無いですよね。どうやらこれを怠っていると、脳が怠けてうまく言葉を使えないようになってしまうみたいです。普段テレビやYoutubeばかり見ている私の1日で、言葉を使うのは母親と電話する時くらいなものです。母親との電話なんて、何かを伝えようという意識ですることではありませんので、正味社会人の皆さんが仕事の中でゴリゴリに脳を鍛えている間、私はただただゆっくりと休ませていただけだったのです。そりゃ周りの人みたいに話すことができないのは当たり前だと納得しました。
そもそも面接ってどういうものか理解してない自分
面接って自分と会社の条件合わせだから、自分のことをきちんと説明して、会社に入りたい意志を伝えればなんとかなるっしょと思っていましたが違うようです。どうやらみんな当たり前のように、自分をいかに魅力的だと感じてもらえるか、どうすれば強い印象を与えられるか、あの手この手を考えるのが当たり前みたいで、最低限の回答しか準備していなかった自分を恥じました。あぁ、自分はそもそも課題に対してどうすれば結果が出るか、考えて行動する習慣がないのだなと改めて気付かされました。
「考える」「論理立てる」「アイデアを出す」なんてやったことない
いわゆる「意識高い系」の行動って、基本的に嫌われるような人しかしないと思っていました。カフェでPCやノートを開いて、考え事やアイデア出しをするなんて、友達がいない人間がやることだと思っていましたが、頭脳労働者には当然のように考えて処理をする・アイデアを出すということが求められているのだと、初めて知りました。そういったことをしていないともちろんビジネススキルは遅れをとってしまうのだなと気づいたのですが、であれば「意識高い系」=「悪」とする風潮はやめておいてもらわないと、後ろ指刺されるのが怖い私としてはそういった行動ができなくなってしまうので、困ると思いました。
脳の筋トレ頑張ろう
まず贅肉ブヨブヨ状態の私の脳には、地道な筋トレが必要なようです。イメージに対して言葉を思い浮かべたり、自分の行動を実況中継してみたり、簡単な言葉を使わないようにしたり、とにかく言葉を使って頭を働かせ続けることを意識していきたいと思います。筆者曰く、起きている間は休ませることなく脳を働かせ続けることを目標にすべしとのことなので、言われた通りやってみて何か脳の様子が変わるか、観察していこうと思っています。
頭を使って考えてみよう!
何かについて考えるということがそもそもありません。ただ、この本には考え方のポイントがたくさん解説されています。まず私にとっては、考える場面を作ることから始める必要がありそうですが、ノートとペンを持ってカフェに行き、何を考えたらいいのかを考えることから始めてみることにしてみます。
「うまく伝える」なんて簡単に出来ると思うな
【言葉がうまく使える→考える力がある→伝わるように準備できる→うまく伝わる】の順番があるようなので、1段階目が出来ない私の面接がうまくいくなんてあり得ませんでした。何事にも順番はあるので、とにかく脳の筋トレと考える練習に取り組んでいきたいと思いますが、伝えるためのポイント、例えば40文字にまとめるだとか、効果のある数字を使って表すだとか、テクニック的なものは知識として持っておけるようにはしたいと思います。