不安に押しつぶされそうな自分を守る「究極のマインドフルネス」

転職先でうまく仕事ができず、約3ヶ月で退職することになってしまった私。その会社では前にいた組織と比べると皆仕事に対する意識とスキルが高く、圧倒されて萎縮・緊張しながら会社に行ってはミスを繰り返し、みるみるうちにネガティブな感情に支配されるようになっていった結果、訳もわからず退職せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

職場に向かうのがかなり辛いと感じてきた頃、メンタリストDaiGoさんが運営する有料動画視聴サービス「Dラボ」に藁にもすがる気持ちで登録し、通勤時はお守り代りとして様々な動画を観ていました。結局即座に状況が好転することはなかったのですが、ためになる情報をわかりやすく解説してくれていたDaiGoさんからもっと学びたいと思い、動画でも取り上げられていたマインドフルネスについて本で詳しく読んでみることにしました。

もくじ

気付き

  • いつの間にか嵌っていたマルチタスクの罠
  • 必要以上のネガティブな思い込み

To Do

  • シングルタスク
  • ハードルを下げる
  • 運動
  • 瞑想
  • 自分を省みる

本を読み進めていくに併せて、どれだけ自分が非生産的で良く無い状態で仕事に取り組んでいたかを気づかされました。まず良くなかったこととして、やらなくてはいけないたくさんのことが整理できておらず、マルチタスクの状態が続いてしまっていたことです。人間は複数のことを同時に処理することが苦手で、そうしようとすると脳にストレスがかかる上、作業の精度が下がってしまうそうですが、当時一つ一つのタスクをどう位置付ければ良いか分からずパニックを起こしていたことを思い返すと、知らぬ間にマルチタスクの罠に嵌っていたと思います。今後はタスクに優先順位を付けてこまかく整理し、一つずつ取り組んでいく必要があると痛感しました。

もう一つ、ミスを繰り返すうちに、自分が無能だと必要以上に思い込んでしまっていたことに気づかされました。うまくいかないことには必ず原因がありますが、それを全て自分の無能だと決めつけてしまっていました。失敗してしまったことにショックを受け、不貞腐れてしまい、そこから立ち直る術を持っていなかったので、本来必要なはずの、失敗の原因を細かく分析し、対策を立てるということができていませんでした。

そんな反省を踏まえて、今後気をつけたいことを挙げていきたいと思います。
まずはマルチタスク対策として、シングルタスクの徹底です。脳をリフレッシュさせるために、一つの作業に集中する時間を意識的に作ることと、取り組むべきひとつのこと以外は、いつ、どの順番で取り組めば良いかを整理しておくことが重要だと肝に銘じ、なにか作業に取り掛かる前にこの「整理をする」ということに時間を割きたいと思います。

次に、何事にもハードルを下げて取り掛かるという習慣を持つことです。やらなければと思っていながら手をつけるのが億劫だったり、どうすれば良いかわからず作業を一旦中断してしまったりすることの原因として、初めから完成度の高いものを自分に求めすぎていることが考えられ、自分はそれに当てはまっていると思います。一度書いた文章を後で見返すことがもともと嫌いで、その理由は自分が良い文章を書けていないことを見つけると恥ずかしい思いがしてしまうからでした。一発でうまくできない自分の実力を認め、まずは完成度の低いものを作り、最後までできてから精度を高めていくというやり方をしていきたいと思います。

ここからはよりセルフコントロールが上手になるためのTo Doを3つ挙げたいと思います。自信を持つためには、セルフエフィカシー(自己効力感)という、自分の力で未来や世界を変えることができるという感覚を持つことらしく、その自己効力感を鍛えるには、「一人の時間」をつくって、きちんと考えることが重要ということです。自分がなにをやって、どういった効果を生み出したのかをちゃんと振り返ってみないと、なんとなくの認識しか残らず、その認識と現実が乖離した時、おかしなことになってしまいます。自分の行動を振り返るのは面倒だし、その愚かさに恥ずかしくなってしまうものですが、失敗は学習。失敗することでしか前に進むことはできないし、失敗を受け入れられるメンタルを持たない限り成長はあり得ないということを肝に銘じて、しっかりと振り返りたいと思います。

2つ目は運動の習慣を作ることです。自信を持つ上で、その努力と成果がいちばん簡単でわかりやすいのが肉体を変えることですし、加えてセルフコントロール能力を簡単に鍛えることができるのも運動です。運動は身体と脳の健康に必要なものなので、生活に取り込まなくてはならない要素であることは間違いありません。自分の場合はモーニングルーティンの一環としてウォーキングと自重トレーニングを組み込むことにしたいと思います。

3つ目は瞑想です。瞑想は自分を観察するテクニックで、取り組むと感情に左右されない行動を取ることができたり、集中力が上がったりと良いことが本当に盛りだくさんにあるようです。呼吸や歩行という、人が無意識に行う動作に意識を向けて集中し、集中が他のことに逸れた時に元に戻ってくることを客観しするタイミングで、自己コントロール力が高まるということです。10分程度でも効果が出るので、運動と一緒にモーニングルーティンに組み込みたいと思います。

転職の失敗を機にマインドフルネスについて興味を持つようになったことに加え、仕事術など自分に足りていないものを補うことに取り組んでいる私ですが、そもそも周りの人たちは無意識のうちにいろんな術を身につけているのかと思うと、本当に優秀な人が多いのだなと感心します。自分がそうでは無いことに落ち込むのではなく、現状を正しく把握した上で、適切な方法でより楽しく生きれるようになっていきたいと思います。

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